豊田理化学研究所
JPEN

第15回豊田理研ワークショップ

      

The 15th TOYOTA Riken Workshop

“合金状態図研究の展望と挑戦”

ワークショップ「合金状態図研究の展望と挑戦」開催にあたって

各種材料の組織制御のための基本情報は状態図に求めることができますが,CALPHAD法に代表される熱力学的状態図計算法はこの分野の研究に大きな進展をもたらしました.さらに最近の第一原理計算法やマテリアルズ・インフォマティクスの目覚ましい発達によって,このような手法から提供される熱力学データや相平衡データなどの精度もきわめて高くなり,これまで実験値がないとパラメータを決定できなかったCALPHAD法へ,これらの計算結果を「本当に実験して得たものとほぼ同じ精度のデータ」として組み入れることができるようになりました.これによって安定相ばかりでなく,熱力学的には不安定な相の物性をパラメータ化することが可能になり,相平衡や動力学的な計算の幅が大きく広がりつつあります.このように日進月歩の進化を遂げる状態図の計算技術を通して,観察される現象の背後にある本質的学理を明らかにしながら,この分野の研究力の飛躍的な向上と人材育成,さらに学界ばかりでなく産業界をも巻き込んだ共同研究の醸成の場を提供することで,我が国における材料開発の機運や国際的競争力の向上に資することを目的としてこのシンポジウムを企画しました.皆様のご参加を心よりお待ちしています.

主催者を代表して 豊田理化学研究所フェロー 大谷博司

【日時】令和6年3月4日(月)13:00〜 3月6日(水)15:00

【会場】3月4日豊田理化学研究所井口ホール、3月5日6日トヨタ産業技術記念館ホールA
    ※現地&オンラインのハイブリッド開催

【主催】 公益財団法人豊田理化学研究所

【共催】 一般社団法人 合金状態図研究会

【招待講演】
毛利哲夫 北海道大学名誉教授

【討論会セッション】
阿部太一(物質・材料研究機構)
飯久保智(九州大学)
榎木勝徳(島根大学)
大谷博司(豊田理化学研究所)
大沼郁雄(物質・材料研究機構)
大森俊洋(東北大学)
小山敏幸(名古屋大学)
徳永辰也(九州工業大学)
永瀬丈嗣(兵庫県立大学)
中田伸生(東京工業大学)
三浦誠司(北海道大学)
源聡(物質・材料研究機構)

プログラムはこちら

【参加、講演、宿泊共通申し込み先】参加費無料ですが参加登録をお願い致します。 
https://forms.office.com/r/ariRBvbf1H  

ウェルカムパーティー】参加費2,000円
3月4日 ザ サイプレスメルキュールホテル名古屋にて 
http://www.thecypress.co.jp

バンケット】参加費4,000円
3月5日 ノリタケの森 レストラン キルン にて 
https://www.noritake.co.jp/mori/

ご多忙とは存じますが、皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

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